
小5の息子が、夜寝る前にボソッと私に聞きました。
「明日は学校に行かなきゃいけない?」
私「明日は学校ある日よ。何かあるの?」
話を聞いていくと、息子はポツリポツリと話し始めました。
どうやらその日学校で、6年生の名前も顔も知らない男の子に、「きたない」って言われたんだって。
係の仕事で使う用紙を取りに行って戻ってくるときに、校内の階段で。
息子は目立って服や靴を汚していたわけでもなく、いつも通りに校内を歩いていたそう。
同じ用紙を取りに行くとき、また言われるんじゃないかと不安になっていました。
「1日、休んでみよう」と提案してみた
翌朝。
なかなか起きてこなかった息子はやっぱり、
「学校を休みたい。」
はっきり私に言いました。
基本的には真面目で、学校生活は前向きに取り組んでる息子。
週明けに「ダルイ~。。」って言うことは増えてはきてたけど、対人関係で学校に行きたくないと言ったのは初めてです。
こんな時、どうすることがベストなんだろう???
1回休ませてしまったら、やっぱり学校に行きづらくなるのかな。
色々迷ったんですが、私は息子にこう言いました。
でも、体は元気やから、ずっと遊んだりゴロゴロするのは良くないよ。
少しはお勉強をすること。お手伝いもすること。
それと、昨日あったことと、どう思ったのか自分の気持ちを、紙に全部書いてごらん。
そしたら、自分の心の中が整理されるから。
スッキリしたら、また週明けから学校に行けるからね。」
息子もこれに納得してくれたので、私は学校に欠席する旨の連絡を入れました。
学校の先生が対応してくれたこと
電話に出られたのが、たまたま息子が支援学級で時々お世話になっている先生でした。
「ちょっと○○先生に替わりますね。」
支援に入ってくれるメインの先生にすぐに繋いでくれました。
息子から聞いたことを全てお話すると、先生は
なるべくその日のうちに解決しておきたいから…
…とは言っても名前も顔も分からないのでアレなんだけど、
今日は1日、休み時間もずっと私が○○さん(息子)についておくようにします。
それなら何か言われることもないし、安心かな。」
電話を息子に替わって、先生がその場で息子に言ってくださいました。
今から安心して学校に出てきてくださいね、○○さん(息子)。
先生の力強い言葉に押されて(いつもですが)、ハイっ!と思わず返事をする息子^^;
「よし、着替えよう、」と慌てて制服を着て、
私が出かける準備をするより先にランドセルも背負って、準備完了。
「お母さん、行こう!」
学校に連れていくと、校舎の外でその先生が待っていてくれました。
神妙な顔つきではあったけれど、先生に連れられて、校舎に入っていくのを見届けてから
私も仕事に向かいました。
ひとまず、安心。息子、よく行った! がんばったねーーー!!
学校生活でのサポートが必要な息子のために、色々な工夫や行動をしてくれる先生で、本当に有り難いと思います。
正解がないからこそ、大事にしたいもの
友達や周りの人から、ちょっと傷つくことを言われてショックを受けてしまったり
学校が楽しみな日もあれば、行きたくない日があったり
そういうことって誰にでもあること。
自分だって子どもの頃は、マラソン大会が死ぬほど嫌で休みたかった記憶があります。。
子育てもそれ以外のことでも、何が正解ってのはないから難しいし、迷ってしまいます。
私が大事にしたいと思っているのは、
息子は学校を休むのか、休まないのか、どちらを選ぶかではなくて
どういう気持ちでそれを選んだか、ということ。
”お母さ~~んまじで行きたくないんだよ~つらいんだよ~なのに何でぇぇぇ”
と思いながら引きずられるように学校に行くのと
”お母さんや先生は僕の気持ちを分かってくれてる! 嫌な思いをしないように、してくれてる!”
と思いながら行くのでは、やっぱり違うよね。
そう感じられることが、自分で問題を解決できる力になるんじゃないかな、と思っています。
僕は大丈夫!って思っていてほしい
宿題や身のまわりのこと、まだまだ上手くできなくて
私を含め色んな人から注意を受けることも多々あるけれど、
周りには自分のことを応援してくれて、見守ってくれて、
受け入れてくれて、愛してくれる人がたくさんいるんだ、
っていうことは、息子に実感していてほしいです。
中学校へ進学するのも多分すぐだし、できることが1つでも増えるように
ついつい口うるさく言ってしまってますが
”あ~やっぱり自分はダメなんだ~~”というふうには思ってほしくない。
上手い伝え方、今後も課題になりそうです。